- マーケティング部に所属することになった
- マーケティング担当者になった
- 今後、マーケティングが必要だから必要な知識を身につけたい
このように、マーケティングをゼロから始める人は少なくありません。
では、最初にやることは何でしょうか。マーケティングのフレームワークを知ること?ウェブ解析士などの資格を取ること?どちらも大事ですが、まずやるべきことは「自社のビジネスを知る」ことです。
マーケティングは幅の広い分野です。すべてを1から学ぼうとすると、何年もかかってしまいます。たとえば、BtoB(企業に売る仕事)とBtoC(個人に売る仕事)だけでも、知っておくべきことは違います。
だからこそ、最初にやることは、自社のビジネスの全体像をつかむことです。
ビジネスの全体像とは?
ビジネスの全体像を知ると言っても、細かい部分まで知る必要はありません。ざっくりした形で知るだけでOKです。その際、知っておきたいのは下記の4つです。
誰に売っているか(お客様)
個人に売る商売(BtoC)か、企業に売る商売(BtoB)かを確認します。あわせて、お客様はどんな人・どんな会社なのか(年代、性別、会社の規模など)も知っておきましょう。お客様が違えば、効果のある施策も変わります。
何を売っているか
商品の特徴や、サービスが付いているかどうかを確認します。自社で作っている場合は、その工程もおおまかに知っておくと役立ちます。
どうやって売っているか
オンライン、対面の営業、店舗など、どんな方法で売っているかを確認します。
いくらで売っているか
値段やキャンペーンに加えて、1つ売れたときの利益を確認します。利益は、売上から仕入を引いた「粗利(売上総利益)」で考えます。売上や利益の額によって、取れる施策も変わります。
商流を知ろう
ここまでの4つは、それぞれ別々のものではなく、すべてつながっています。どこから仕入れて、誰に売るのか。この流れを商流といいます。
- 100円ショップ
- 商品企画(自社)→製造委託(他社メーカー)→店舗販売(自社)
- 整体師
- 仕入れなし、自社で完結
- 町工場
- 材料を仕入→自社で加工→取引先に納入
マーケティングというと、「店舗での販売をいかに促進するか」を考えるものと思われがちですが、それだけではありません。商品企画そのものに課題があるかもしれませんし、メーカーから上がってくる品質に問題があるかもしれません。
商流全体をよくしていくことも、マーケティングの一部です。
まずは上司や先輩、現場を見る
さて、こういった情報をどこから得ればいいのでしょうか?
まずはやはり上司や先輩から話を聞くのが良いでしょう。マーケティングの手法についての話がたとえわからないとしても、上司や先輩はあなたよりも長く会社で働いています。ですから、会社のことはよくわかっているはずです。
下記のような質問をして、会社の内容を教えてもらいましょう。できれば、他部署の営業や経理の担当者などにも話が聞ける体制であれば、同じ様に聞いてみるとよいでしょう。
- 「うちの一番多いお客様は、どんな人(会社)ですか?」
- 「一番売れている商品はどれですか? なぜ選ばれていると思いますか?」
- 「新しいお客様は、どこから来ますか?」
重要なのは現場でどういう働きをみんながしているか?です。すべて理解できなくても構いません、まずは見ること・感じることが大事です。
やってみよう
ここまでの内容を、1枚のシートに書き出してみましょう。ざっくりで大丈夫です。わからないところは空欄のままにして、「次に調べること」に書いておきます。

マーケティングの知識を得る前に、まずは、あなたの会社に詳しくなりましょう。次は、数字をつかみます。