第1章-1から第1章-3で、自社を「内側の話」「数字」「外側の声」の3つの目で見てきました。次は、自社が今やっていること、つまり施策を見ます。
マーケティング担当になった時点で、会社はすでに何らかの施策を行っているはずです。広告、SNS、メルマガ、チラシ、展示会、営業訪問などです。新しい施策を考える前に、今あるものを知ることが先です。
施策とは
施策とは、お客様に知ってもらい、買ってもらい、また買ってもらうために、会社が行っている活動のことです。Webだけでなく、チラシの配布、展示会への出展、営業担当者の訪問、お客様からの紹介、店頭の看板なども、すべて施策です。
施策を洗い出す
まず、今やっていることをすべて書き出しましょう。次のような方法が手がかりになります。
- 上司や営業、広報の担当者に聞く
- 自社のサイトやSNSを確認する
- 経理の支払い一覧や請求書を見る(見られる場合のみ。広告やチラシの費用は、支払い先から見つかることがあります)
- 営業の資料や、月次の報告を確認する
費用や数字は、聞ける範囲で構いません。
施策ごとにメモすること
- 何をしているか
- 目的(何のためにやっているか)
- 費用と担当
- 成果(数字を書きます。なければ感触でも構いません)
- うまくいっているか(◎・○・△・?など、わかりやすい形で書きます)
誰に聞いても目的がわからない施策は、「不明」と書いておきましょう。成果を測っていない施策は「?」にします。成果が測れていないこと自体が、大事な発見です。
顧客のステージに当てはめる
書き出した施策を、お客様の「潜在層」「準顕在層」「顕在層」の各層に当てはめます。(参考:顧客のステージ)
当てはめると、施策が集まっている層と、少ない層が見えてきます。
注意点
- 現在の施策を棚卸しするのは、担当者を責めるためのものではありません。
- 費用などの数字は、会社の許可なく社外に出さないでください。
やってみよう

次の第1章-5で、足りないものを見つけましょう。