「マーケティングが幅広いのはわかったけど、じゃあ何からしたらいいの?」と思われたのではないでしょうか?
古代中国の孫氏はこう言いました。「彼を知り己を知れば百戦殆からず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)」と。「敵と自分の状況を正しく把握すれば、何度やっても戦いには負けない」という意味になります。
マーケティングも同じです。自社の事と競合他社の事、そして顧客の事を正しく把握すれば成功がグッと近づきます。そのために利用するのが3Cというフレームワークです。
- Company(自社)
- 自社の強みは何ですか?武器は何ですか?
- Customer(顧客)
- お客様はど人か?どう言うニーズを持っているか?
- Competitor(競合他社)
- ライバルの会社はどこか?どんな強みを持っているか?
この3つの視点から考えます。
まずCustomer(顧客)から考えましょう。顧客を中心にして考えることを「マーケットイン」と言います。どのようなお客様が自社の商品を購入してくれているのか?できる限り具体的に用意します。
その際、「ペルソナ」を設定すると、関与する人たちの意識を統一しやすくなります。ペルソナは典型的な顧客の1人をできる限り具体的に表したものです。年齢、性別、住所、家族構成、年収、趣味、特技、1日のルーティン、イメージ写真など、できる限り具体的な1人のユーザーを設定しましょう。
より細かく具体的に設定することで、どういう人なのかという意識をチームやクライアント、外部パートナーと共有できます。ペルソナを中心として施策を考えることで、関係者の意識のズレをなくしましょう。

次にCompetitor(競合他社)について考えます。詳細な商品や企業戦略・戦術などについてまではわかりませんので、表面的な情報でわかる範囲から考えます。この時に4Pを使って考えてみましょう。
- Product(製品・サービス)
- どんな特徴の商品か、どんなパッケージか、誰に向けた商品か
- Price(価格)
- 通常価格は?キャンペーン価格は?仕入れはどのくらいかかってそう?
- 単品購入か?サブスクリプションか?
- Place(流通)
- どこで売られているか?
- 実店舗か?自社サイトか?楽天・Amazonなどのモールか?
- Promotion(広告宣伝)
- どういう宣伝をしているか?CM?ネット広告?YouTuberコラボ?
最後にCompany(自社)について考えます。自社もCompetitor(競合他社)で考えたように、4Pを使って考えると、競合他社との差別化要因や特徴の違いがわかります。そしてどの部分がCustomer(顧客)に響いているのか、ペルソナの気持ちになりきって考えましょう。そうすれば、より顧客に選ばれる商品・サービスを作る事ができます。
- Customer(顧客)が求めていて、Competitor(競合)が提供できていないものは?
- Company(自社)だけが提供できる強みは?
上記の答えを3C分析で見つけてみましょう。顧客が求めているけれども、他社は提供できず、自社だけが提供できる何か…これをマーケティング用語で**KBF(Key Buying Factor=購買決定要因)」**といいます。顧客が他社でなく、自社を選ぶ決定的な理由のことを指します。
自社のことだけでなく、お客様のこと、そして競合他社のことも調べることで、適切なマーケティング施策を選択することができるでしょう。
考えてみよう
あなたの会社もしくは部署のプロジェクトで取り扱っている商品・サービスについて、3C分析を行ってみましょう。
その際、まずはCustomer(顧客)→Competitor(競合)→Company(自社)の順で考えてみましょう。
Customer(顧客)については、実際に商品・サービスを購入してくれている人を思い浮かべながら、具体的なペルソナを考えてみましょう。